「求人を出しているのに、応募が1件も来ない」
沖縄の建設、警備、物流、飲食。業種を問わず、よく聞くお話です。そして多くの場合、次に検討されるのが「広告費を増やす」「掲載媒体を増やす」という手段です。
しかし、その前に確認しておきたいことがあります。応募が集まらない原因は、求人の出し方そのものではなく、その手前にあることが少なくありません。
1. 求める人物像が、社内で一致しているか
「誰でもいいから人が欲しい」という状態で書かれた求人は、読む人にもそう伝わります。
- 経験者を採りたいのか、未経験から育てたいのか
- 長く働いてほしいのか、繁忙期を乗り切りたいのか
- 一人で判断して動ける人か、指示通り確実にこなす人か
ここが曖昧なまま原稿を書くと、どうしても「明るい方」「やる気のある方」といった、どこの会社でも書ける言葉になります。どこの会社でも書ける言葉は、どこの会社も選ばれない言葉です。
社長と現場責任者で求める人物像が食い違っているケースもよくあります。まず社内で言葉を揃えるところからです。
2. 応募する人の不安に、答えているか
求人票は「会社が伝えたいこと」で埋まりがちですが、読む側が知りたいのは別のことです。
- 1日の流れはどうなっているのか
- どんな人が働いているのか、年齢層は
- 未経験だと最初の1か月は何をするのか
- 残業はどのくらいあるのか、休みは取れるのか
- 資格は取らせてもらえるのか、費用は誰が出すのか
これらが書かれていない求人は、応募する人にとって「情報が足りないから応募できない」求人です。給与や勤務地だけでは、人生の時間を預ける判断はできません。
とくに未経験者を採用したい場合、「未経験歓迎」と書くだけでは足りません。未経験の人が不安に思うことに、具体的に答える必要があります。
3. 応募してから連絡までに、何日かかっているか
意外と見落とされがちなのが、応募後の対応速度です。
応募する人は、たいてい複数の会社に同時に応募しています。3日後に連絡した会社と、当日に連絡した会社では、面接に進む確率がまったく違います。
- 応募通知のメールを、誰が、いつ見ているか
- 見た人が、その場で連絡できる体制になっているか
- 電話がつながらなかったとき、次にどうするか決まっているか
ここが整理されていないと、せっかく集めた応募が、そのまま流れていきます。広告費をかけて集めた応募を取りこぼしている状態は、いちばんもったいないと考えています。
まとめ
応募が来ないときに広告費を増やすのは、穴の空いたバケツに水を足すようなものです。まずは穴を塞ぐほうが、結果的に費用も時間も少なくて済みます。
- 求める人物像を社内で揃える
- 応募する人の不安に、具体的に答える
- 応募後の対応を、その日のうちにできる体制にする
この3つを整えてから広告を出すと、同じ費用でも結果が変わります。
株式会社PURAVIDAでは、採用課題の整理から求人内容の設計、応募者対応、入社後の定着支援まで一貫してご支援しています。「何から手をつければいいか分からない」という段階でも構いません。お問い合わせからお気軽にご相談ください。